温泉の湯元
湯元は湯の山温泉の泉源であり、ここから湧き出る温泉が旅館・ホテルへと配分されています。この湯元には元正天皇の養老年中、夢の告げによって湯を発見された浄薫上人の碑もあります。
左手に小堂があって薬師如来を安置して、湯元の守護仏として祀られています。江戸期の旧記による平松山温泉寺(薬師院)の本尊は、この薬師如来とい われています。貞享年中(1686)湯の山の人壺屋権七が菰野藩主土方雄豊に願い出て、廃泉を復興しました。湯元の東側に三本杉跡があります。ここは慶長 の頃美濃の人で重い怪我がこの湯で治ったため、そのしるしに三本の杉を植えたといわれています。